介護職は利用者様と直接関わる仕事です。距離が近い分その日の気分やその時の気持ちが、相手に伝わりやすくもあります。
介護の仕事をしていると色々な面でストレスに感じることもあり、仕事に対するモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
毎日そのモチベーションを、保ち続けることはとても大変なことです。
介護職は人相手の仕事で体力も必要となるため、本人のやる気が特に大切な仕事です。
介護職で働いている方へ、なくしたやる気を回復させ、モチベーションを上げる方法をお伝えします。
モチベーションを上げることで効率UP・仕事編
介護職の方へモチベーションは何かというアンケートを行った結果が以下のようになっています。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000010591.html
仕事そのものの楽しさ・同僚や利用者様やその家族からの感謝・給与などが上位になっています。
上記の結果をふまえながら、仕事内と仕事以外でのモチベーションを上げる方法についてお伝えしていきたいと思います。
モチベーションを上げることで効率UPにも繋がりますよ。
初めに、仕事をしながら・仕事に関係することでモチベーションを上げる方法は、下記のとおり4点あります。それぞれについて見ていきましょう。
・目標を立てる
・給料や賞与
・研修会の参加
・利用者様の笑顔
目標を立てる
何をするにも目標があるとその目標に向かってがんばることができ、やる気が出るものです。
毎日のルーティン業務に追われ自分の受け持ちの委員会業務など、ルーティン業務以外の仕事が溜まっている状態のままのこともあるでしょう。
そのようなことに対しては、今月中にその仕事を済ませるなどの目標を立てると良いでしょう。
また利用者様との関係の面でも、新しく入所された利用者様に早く名前を覚えてもらえるようにするなどの目標があると良いのではないでしょうか。
利用者様から名前を覚えてもらい、呼んでもらえるとうれしいものです。
仕事に対するやる気や、楽しく仕事ができることにも繋がります。
給料や賞与
給料や賞与を楽しみにして仕事に取り組むのも良いでしょう。
給料日には普段よりちょっと奮発しておいしいご飯を食べに行ったり、給料が入ったら欲しかった物を買うなどといった楽しみがあったら良いかもしれません。
また賞与も年に1〜2回の楽しみになりますね。
欲しかった何かを買うことを楽しみにすることはもちろん、毎月あることではない賞与は賞与の日というだけでうれしくなりますよね。

貯金が趣味という人も中にはいます。
賞与でまた貯金を増やし通帳の金額が増えて行くのを見れることで、また次の賞与までがんばろうという気持ちになれるでしょう。
研修会の参加
介護職として知識や技術を身につけスキルを磨くことは大切です。
社内での研修会で新しい知識や技術を学ぶのも良いですし、社外での研修会に参加することも良いでしょう。
社外での研修会では他社の介護職の方との出会いもあります。
各々の施設の情報交換ができる貴重な場所にもなります。
自分の施設でやっていることが普通だと思っていたことが、他の施設では更に効率的な方法でやっているなどの、新しい発見をたくさん得ることができます。
また仕事以外での研修会に参加するような場所では、講師の方や参加している方たちも高い意識を持っているため、刺激をうけるきっかけになるでしょう。
もっと勉強しなければ・もっと知識や技術を身につけたい、という気持ちにさせてくれる場所です。
利用者様の笑顔
介護職として日々の中でうれしいことの1つに、利用者様の笑顔を見れることがあると思います。
介護職の仕事としてやっていることに対して、喜んでもらえたり感謝されるとうれしくなります。
感謝の言葉を直接伝えてもらえることも度々あり、この仕事をやっていて良かったと実感できる職業の1つです。

利用者様のためにという気持ちで、毎日の業務に取り組んでいる介護職にとっては、利用者様の笑顔を見たいために日々がんばっている方もいるのではないでしょうか。
利用者様の笑顔は、自分のやる気と繋がる大きなチカラとなるでしょう。
介護職は人との関わりが深く、コミュニケーション能力も重要で難しい面もある一方、直接感謝の気持ちを伝えてもらえることが特権でもあります。
効率UPで良い職場環境にするコツ・仕事以外編
仕事以外の場所や気持ち的な部分でモチベーションを上げる方法もあります。
モチベーションを上げて効率UPし、良い職場環境にしていきましょう。
それでは下記の3点について見ていきましょう。
・休みの充実
・友達と会う
・うれしかったことを振り返る
休みの充実
事業所によって違いはありますが、週に1〜2回あるかと思われる休みは誰にとっても楽しみなことですね。
休みを趣味の時間に使ったり家族と過ごすことも気晴らしになるでしょう。
また休みはずっと寝ていたいという方もいるかもしれません。
それも仕事の気分や体力をリセットし回復するには有効なことです。
あと1日がんばれば休みだという気持ちでがんばれたりもします。
休みを目指しとりあえずそこまでがんばるという目安になるでしょう。
休みはしっかり休み、自分の好きなように過ごすことで休みを充実させましょう。
休みを充実させることで、また仕事に対しても集中して取り組むことができます。
友達と会う
毎日の仕事の疲れを癒やすことの1つに、仲の良い友達と会うことも良いでしょう。
友達と会って色々な話をお互いにすることで良い気晴らしとなります。
その友達が介護職ではない異業種の仕事をしていれば、それも尚更良いのかもしれません。

介護職は利用者様と密接に関わる仕事で、どっぷり介護にハマった毎日を送っています。
異業種の友達と介護とは離れた会話を楽しむことで、気晴らしになるのではないでしょうか。
また逆に介護職の話を興味深く聞いてくれる友達もいるでしょう。
介護の知識がない人の考え方や感じ方を聞いてみるのも、自分が思っていなかった違う目線での考え方が聞けると新しい発見となるかもしれません。
うれしかったことを振り返る
介護職は大変というイメージが一般的に多いかと思います。
確かに大変なことが多い仕事ですが、その分うれしいことや感動することも多くあります。
大変なことが多い分うれしいことがあった時の喜びは何倍にもなります。

上司から仕事ぶりを評価された・利用者様が喜んでくれた・利用者様の家族から感謝を伝えてもらった、など色々とうれしい気持ちになることはあるでしょう。
その時のうれしい気持ちは仕事へのやる気と直結するのではないでしょうか。
仕事で失敗してしまった時・落ち込むようなことがあった時は、うれしかったことを振り返り、その時の気持ちを思い出すことも良いでしょう。
まとめ
介護職は利用者様と直接関わり、毎日良い関係を保たなければいけない仕事です。
利用者様との距離が近いために、自分の気分やその時の気持ちは相手にも伝わりやすくなります。
モチベーションを上げること=自分だけでなく利用者様や家族にとっても良いことに繋がります
仕事に対するモチベーションを上げることで、利用者様に対しても優しい対応ができ喜んでもらえるのではないでしょうか。
利用者様に喜んでもらえる介護ができることで、利用者様の家族からも信頼を得ることができ感謝されるでしょう。
そのことがまた仕事に対するやる気となり、モチベーションを上げることとなります。
自分のモチベーションを上げることは、自分だけではなく周りにも良い影響となります。
介護職として良い仕事をするためにも、モチベーションを上げていきましょう









